12526

 12526とは何かと言うと、SUMMICRON M f2/35mm ASPHの角形フード。プラスチックのくせに、新品で買うと3万近くするもんだから(さすがライカ様)、型番が違うだけでツマミの塗装以外まったく一緒の12524(1世代前のズミクロン用角形フード)をヤフオクで安く落として使っております。

 

 このズミクロン自体、父親に「使っていいぞ」と言われて貰ってしまっているありがたぁあいレンズなのですが、ズミクロンに純正で付いているフードが丸形のいかにも見かけ倒しで頂けない。何にせよ、カメラに品がないというのは大きな問題です。

 

 ズミクロンの写りや、フードの有無でどうだとか、そんなことはうんちくのお好きな方にお任せして、どんなカメラを使うかは撮る方の好みであっても、そのカメラで撮られる側がそれをどう思うかは別問題ではないですか。ここのところを”カメラ好き”な人は、まったく考慮していないと思うのです。

 

 大口径で開放にすれば万事OKみたいな人の場合、その意気込みや意味合いって撮られる人にはまるで伝わって無いはずです。ボディと釣り合いの取れないような巨大なレンズに花形フードとか付けちゃってて、それ見た人は「え~こんな仰々しいカメラで撮るんだ・・・」という顔で写ってしまうでしょう。(この手カメラを好む人は、得てしてそれで満足な気もしますが・・・)

 

 そこんところ、12524や12526は素晴らしい。写真を撮る道具として、なんら威圧感もなく、フードを付けていない状態よりも奥ゆかしく、まさに”しっくりくる”佇まいに惚れ惚れします。

 SUMMICRON M f2/35mm ASPH以外のエルマリートとかスーパーアンギュロンの角形フードはダメですね。フードを下に向けて置いたら安物の二足歩行ロボットの足みたいで、すこぶるかっこ悪い。もし自分でそれらのレンズを使うとしたら、フード付けないだろうな。

 

 カメラってのは、その存在を主張してはいけないはずです。写真好きはどんどんシンプルで地味なカメラに、カメラ好きは変なギミックとか付けちゃって、総額ウン十万の超合金を好むのですぐに分かってしまいますね。

 カメラ道楽も面白いんですけどね。プラのフードに2万も3万も出す気にはなれません。